バイキングで糖尿病治療 食事療法楽しく学ぶ 国立函館病院

update 2010/10/15 11:03


 国立病院機構函館病院(石坂昌則院長)は14日、函館市川原町の同病院で、糖尿病患者を対象としたバイキング形式の昼食会を開いた。糖尿病治療の一つ、食事療法を楽しく学んでもらおうと初めて企画した昼食会で、約60人が栄養バランスを考慮したメニューを味わった。

 同病院は今年5月から、入院、通院患者を対象とした糖尿病勉強会を毎月第2木曜に開いており、管理栄養士や看護師、医師らがサポートチームを作って指導に当たっている。昼食会は勉強会の一環で、今回は同病院と地域連携をしている医療機関の入院、通院患者にも呼び掛けた。

 昼食会では、最初に栄養管理室の木幡恵子室長がバイキングでのメニューの選び方や食事療法について講話した後、バイキングを開始。「白米・めん・パン」「果物」「肉・魚・卵・大豆製品」など6項目の食品グループごとに料理が並べられ、参加者は全品で規定のカロリーになるよう各グループから好みの2―4品のメニューを選び、会食を楽しんだ。

 食後は質疑応答の時間が設けられ、参加者は「塩分の取り方を教えてほしい」「酒はどれくらい飲んでも良いのか」などと質問し、「たくさんの品目を食べることができて良かった」「とても参考になった」と満足した様子。

 同病院の伊藤一輔副院長は「今回のバイキングで食事療法を前向きに取り組むためのきっかけになれば」と話していた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです