厚沢部地区町民プール待望のオープン

update 2010/10/13 11:35


 【厚沢部】厚沢部地区町民プール(新町115)のオープンを祝う記念セレモニーが11日に行われた。新しいプールは、全国的にも珍しい、カラマツや道南スギなどの地場産材をふんだんに活用した木造建築。豊かな森林に恵まれ林業のマチとして栄えた厚沢部ならではの施設になった。

 式典では、渋田正己町長、細畑利治町議会議長、高橋則克桧山振興局長らがテープカットを行いオープンを祝った。渋田町長は「町民待望のプールがいよいよオープンした。町の中心部にあり町民誰もが利用できる」、細畑議長は「森林が8割を占める厚沢部町の施設として誇りに思う」と述べた。

 施設見学会で参加者は、赤みを帯びた独特の風合いがあるカラマツ材で作られた建物に目を見張った。プールは木造1階。床面積は約918平方メートル。カラマツをなどの地場産材を集成材に加工して柱や梁(はり)に活用した。25メートルコースを5レーンのほか歩行用や幼児用のプールも設置。総事業費は2億9505万円。このうち1億3085万円は、木材業界への支援を盛り込んだ、道の森林整備加速化・林業再生基金を活用した。

 この日は、1984年のロサンゼルス五輪と88年のソウル五輪の水泳代表選手で、スポーツコンサルタントの長崎宏子さんを講師に迎え、小中学生を対象とした水泳教室も開催。泳ぎ初めでは、長崎さんと子供たちが元気よくプールに飛び込み、待望のオープンを喜んだ。長崎さんは「私も小学校6年生からプールとともに生きてきた。このプールで皆さんが健康で生き生きとした生活を過ごして下さい」と話した。

 プールは5月から10月まで利用できる。小中学生の水泳競技をはじめ、町民の健康づくりにも活用する方針。町は新年度に向けて健康講座などの開設を検討している。

提供 - 函館新聞社


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