幕末ロマン香る味に

update 2010/10/6 17:13


 コーヒー製造販売などの美鈴商事(函館市上湯川町、鈴木修平社長)は、約140年前の幕末当時、函館で飲まれていたとされるコーヒーを再現した「箱館奉行所珈琲(コーヒー)」を発売した。函館発祥で、コーヒー店として道内最古の歴史を持つ同社は「函館の歴史と伝統、ロマンを味わって」とPRしている。

 今年7月に国の特別史跡・五稜郭跡内に復元された箱館奉行所のオープンを記念して企画した。開発担当者が函館にコーヒーが輸入されたことを記した古い文献をひも解き、オランダから持ち込まれたアラビカ種と推定。今回は中でもグレードの高い現在のインドネシア産の豆を選んだ。

 当時は薬用として飲まれたという記述を基に、やや深めに焙煎した中びきの豆は、苦味が強く、深いコクがあるのが特長。白いパッケージにはスケッチ風の奉行所の外観に、函館とコーヒーのかかわりについてのエピソードを添えた。一缶170グラム入りで、945円(税込み)。

 同社営業部は「観光客の土産品としてはもちろん、地元市民にも味わってほしい自信作。箱館奉行が飲んでいたとされる歴史ロマンに思いをはせて」としている。同社の直営店のほか、奉行所前の売店や函館駅、函館空港内の土産品店などで取り扱っている。問い合わせは同社TEL0138・57・2233。

提供 - 函館新聞社


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