道縦貫自動車道「火入れ式」

update 2010/10/6 17:12


 【八雲】道縦貫自動車道(道央自動車道)落部―森間(20・2キロ)の舗装工事用プラントを稼働させる「火入れ式」が5日、八雲町東野の落部インターチェンジ近くの工事現場で行われた。東日本高速道路道支社や自治体の首長ら約100人が出席。稼働スイッチが押され、来秋の開通に向け、舗装工事が本格化した。

 同区間は八雲町と森町にまたがり、用地取得や鷲ノ木遺跡の地下トンネル工事が順調に進んだため、予定よりも1年早く開通する見通しとなっている。災害発生時における国道通行止めの代替路線としての役割も大きく、沿線地域はこの前倒し開通を歓迎している。

 川代義夫八雲町長は「順調な工事は喜ばしく、いずれは函館までつながってもらいたい」、佐藤克男森町長は「新鮮な特産品をいち早く各地へ届けるには高速道路が必要」と早期完成への期待を強調。同支社の畠中耕三建設事業部長は「高品質な高速道路を一日でも早く開通させたい」と述べた。

 プラントのアスファルトを製造する主要部は高さ17・5メートルで、一日に最大1000トンを生産。地元噴火湾のホタテ貝粉末が材料に加えられ、排水と耐久性に優れた高機能舗装を採用する。舗装工事は路面の氷結や降雪時を避けて行う。同区間事業費525億円のうち、約30億円が充てられている。

提供 - 函館新聞社


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