作文コンクールで函館白百合学園高校生徒2人が上位入賞

update 2010/10/5 11:13


高校生らを対象とした全国クラスの作文コンクールで、函館白百合学園高校(吉田めぐみ校長)の生徒2人が相次いで上位に入賞した。NPO法人「仕事への架け橋」(東京)主催の「全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』」で、3年の吉本早希さんが(18)が最高賞の文部科学大臣賞に次ぐJob賞(同法人賞)を受賞し、同校も優秀団体賞に選ばれた。大阪経済大(大阪市)が募集した「17歳のメッセージ」では、1年生の斉藤桃華さん(16)が金賞(5作品)に輝いた。2人は受賞を励みに飛躍を誓った。

 両コンクールとも先月審査が行われ、入賞者が発表された。

 「私のしごと」作文コンクールは、将来就きたい職業や理想の職業人などをテーマに、自分の思いをつづる。2005年に創設され、今年は全国各地から4002点が集まり、同校からは133人が応募した。

 吉本さんは今年5月にフィリピンでボランティア活動をしたのをきっかけに、非政府組織(NGO)の職員を目指すと決意。作文では、現地で見た貧困層や孤児の実態をつづりながら「恵まれない子供がこれ以上増えない世界をつくりたい」などと思いを伝えた。

 斉藤さんが応募した「17歳のメッセージ」は、今伝えたいこと、これからの自分などをテーマにしたコンクールで、全国各地から2万9236点の応募が寄せられた。金賞の斉藤さんはグランプリ(4作品)に次ぐ賞で、中学校卒業時に恩師から送られた言葉「君たちはわたしの宝」が自分の宝だということをつづった。

 吉本さん、斉藤さんとも「賞に選ばれるとは思っていなかった」と驚き、「自分の気持ちを素直に書いた」と振り返る。

 来春卒業する吉本さんは「NGO職員になる目標に向かってできる限りのことをしていきたい」とし、斉藤さんも「恩師の宝に恥じない生き方をしていきたい」と、ともに決意を新たにした。

 「私のしごと」の表彰式は今月17日に東京都千代田区のアルカディア市ケ谷で行われ、吉本さんは式後のジョブサミットにも出席予定。「17歳のメッセージ」は来月6日に同大学で行われる。

提供 - 函館新聞社


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