カルチャーセンター臥牛館2号館「卓球ー・剣道場」に新装

update 2010/10/3 12:09


 プロ野球の日本ハムファイターズが惜しくも5年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を逃してから一夜明けた2日、道内のダイエーとグルメシティ19店舗では選手たちの活躍をねぎらい「北海道日本ハムファイターズ 感動をありがとうセール」がスタートした。

 このうち函館地区では北斗市内のダイエー上磯店と函館市内のグルメシティ7店舗でセールを実施。食料品を中心とした日替わりの特価商品が並んだほか、衣料品や日用品購入で通常の10倍の買い物ポイントをプレゼントしている。

 上磯店(七重浜4)では開店前から約50人の買い物客が列を作り、扉が開くと 卓球や剣道の選手を育て、函館のスポーツ活性化に役立ててもらおうと、市内でガソリンスタンドなどを展開する池見石油店(函館市豊川町)は、所有するカルチャーセンター臥牛館2号館(豊川町9)の1階を改装し、「卓球センター・剣道道場」としてリニューアルオープンした。2日に開所式を行い、剣道の試技、卓球の試打を行った。

 同館は2階にギャラリーや会議室があり、1階は喫茶店などを営業していた時期はあったが、最近は主だった利用をしていなかった。同店の石塚與喜雄会長(81)が、少年時代に剣道をしていたことや、最近になり股関節や心臓を患うことが多く、健康維持のために卓球を勧められたことがきっかけで、開設を思いついた。

 卓球に関してアドバイスをもらおうと今年1月、函館商業高校の後輩で、市内大森町の函館大火慰霊堂で練習に励む、函館卓栄会の岩坂達哉事務局長(65)を訪問。真冬にもかかわらず石塚さんと同年代の人が集まり、元気に汗を流す姿に感銘を受けた。「臥牛館のある西部地区は閉そく感こそあるが、元気な高齢者や、マンションに住む子供も多い。競技の普及、底辺を拡大し将来のオリンピック選手輩出を目指そう」とますます気持ちが動き、7月に着工した。

 約50平方メートルあるフロアの壁の一部には、道南スギの間伐材を使用。中には樹齢100年以上のものも。床は白樺の木の裏面に特種ゴムを張り付けたもので、衝撃を吸収する。卓球の指導を行う函館カムバックT・Tクラブの白鳥修代表(38)は「大きくジャンプして着地した時、ひざに掛かる衝撃が柔らかい。子供たちに負担が掛からず、とても良い。このような施設は初めて」と話す。

 開所式には谷沢広副市長、工事関係者や函館剣道連盟などから約60人が参加。石塚会長は「地域の新しい産業としてスポーツ産業が栄えるように、また、函館から強力選手が出るように、指導者、選手をサポートしていきたい」と話していた。

 同クラブのほか剣道、居合道のけいこ場として利用される。一般の使用に関する問い合わせは同店担当者の石塚さんTEL090・7057・2032。同時にお目当ての商品目指して各売り場へ向かった。店内には「感動をありがとう」と書かれた垂れ幕や看板が掲げられ、BGMにはファイターズの応援歌が流されていた。

 函館市桔梗町の50代男性は「CSに行けなかったのは残念だけど、シーズン当初の低迷からよくあそこまで頑張ってくれた。来年こそは日本一を奪回してほしい」と話していた。同セールは4日まで行われる。

提供 - 函館新聞社


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