ポイ捨て防止 看板の効果検証

update 2010/10/3 12:09


 函館市昭和3の国道5号函館新道高架橋下で2日、函館開建函館道路事務所(米田義弘所長)の職員らが高架下のごみ拾いを行った。今年2月、市民からの意見をきっかけにポイ捨て防止を呼び掛ける看板を設置しており、その効果を検証する目的で行ったもので、同事務所は結果を分析した上で、さらなる対策を検討する。

 同開建は、2年ほど前から1人で高架橋下のごみ拾い活動をしている市内昭和4の会社員、杉本悟さんからの意見を契機に、今年2月に高架橋下の8カ所で啓発看板を設置。その後、杉本さんから「看板を付けてからごみが減ったのではないか」との指摘を受け、現状を把握しようと実施した。

 活動には同事務所職員をはじめ、工事請負業者らでつくる工事安全連絡協議会のメンバーと家族ら約80人がボランティアで参加。高架橋下約600メートルの区間で、立ち入り禁止区域の内側と外側で約1時間、ごみ拾いを行った。約1時間の活動でたばこの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどを拾い集め、中には弁当の食べかすがそのまま捨てられる悪質なケースもあった。

 米田所長は「草を刈れば捨てにくくなるのではとの意見も寄せられたが、ポイ捨て対策のための草刈りは難しいのが現状。どういう対策があるか考えたい」とする。

 今回の活動には意見を寄せた杉本さんも参加し、愛用の長いはさみを手にごみを拾い集めた。杉本さんは「以前には古タイヤも投げ捨てられていたことを考えると、ごみは減っていると思う。行政が取り組むだけで大きなプラスになる」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


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