9月も暑かった、函館の平均気温20.1度
update 2010/10/2 10:03
函館海洋気象台は1日、管内の9月の気象状況をまとめた。月平均気温はすべての地点で平均より高く、江差20.8度(平年18・9度)は9月として観測史上2番目、函館20.1度(同17.9度)は同3番目の高さだった。函館は夏日(最高気温25度以上)が18日間で、平年の約4倍もあるなど、残暑の厳しい月となった。
同気象台によると、9月は高気圧に覆われて晴れる日が多く気温が上がり、上旬に低気圧などの影響で雨となったが、高温、少雨、多照の地点が多かった。函館の日照時間は177.6時間で平年比113%と多く、降水量は87.5ミリで同比51%と少なかった。江差は6日から7日かけて大雨となり、降水量は160.0ミリで同比111.5%と多かった。
気温は月初め、15日前後で特に高く、函館の最高気温は1日に31.9度となり88年ぶりに記録更新。2日も31.1度となった。1|6日の平均気温は平年より5度以上高くなり、日平均気温が25度以上の日は、これまでゼロだったが、今年は4日あった。3日は最低気温が23.8度でこれまでで最も高かった。
このほか9月として最高気温を更新したのは長万部30.8度、八雲31.6度、森30.3度、北斗31.5度、木古内32.5度、松前30.4度、せたな29.3度、奥尻29.0度。最低気温が高い記録となったのは江差24.8度、八雲21.8度、森21.9度、北斗22.6度、せたな23.2度、奥尻23.6度だった。また、森では24日の最低気温が4.5度となり、9月として最も低かった。
気温の高い傾向は10月も続く見込みで、札幌管区気象台が1日に発表した向こう1カ月の天候の見通しによると、この間の気温が平年より高くなる確率は70%としている。3日から4日かけては気圧の谷や前線の影響で荒天気となるが、以降は南から暖かい空気が入りやすい状況となるため、8日ごろまでは晴れる日が多く、その後も高温になると予想している。(
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