函館市議会、議案10件可決し閉会

update 2010/10/1 10:16


函館市議会第3回定例会は30日、本会議を再開。本年度一般会計補正予算など議案10件を原案通り可決、昨年度の各会計決算のうち15件を認定した一方、市の事務処理ミスで多額の欠損金が生じた介護保険事業特別会計決算を不認定とし、閉会した。

 介護保険事業特別会計決算は、国からの交付金が約1億6000万円不足する事態となり、採決では共産党と竹花郁子氏(無所属)の計5人の賛成にとどまった。西尾正範市長は「この結果を真しに受け止め、今後の行政運営に努力したい」と述べた。

 一般会計は2億5596万円を増額補正し、総額を1289億671万円とする。新型と季節性を混合したインフルエンザワクチンの接種費を無料とし、1億9542万円を計上したほか、緊急雇用創出事業費として3154万円を付け、3カ月間で32人の雇用を生み出す。本会議では丸尾隆子氏(共産党)が、市立保育所条例の一部改正にかかわり、湯川、深堀保育園の民営化に反対する討論を行ったが、賛成多数で可決された。

 可決された議案はこのほか、磨光小学校と木直小学校を統合し、来年4月から磨光小に統合する市学校設置条例の一部改正など。

 陳情は「子宮頸(けい)がん予防のワクチン接種助成を求める」など7件を採択。人事案件では教育委員会委員に河村祥史氏(56)、固定資産評価委員会委員に上田昌昭氏(66)の選任に同意した。両氏はいずれも再任。

提供 - 函館新聞社


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