公立高校配置計画 道教委決定 戸井高、2013年度に募集停止
update 2010/9/14 14:46
道教育委員会は13日、20011―13年度)の3カ年にわたる公立高校配置計画を決定し、同日開いた道議会文教常任委員会に報告した。道南の戸井の募集停止や長万部の連携型中高一貫教育終了は、6月に出された案の通り確定した。本年度の入試結果で1学級減となった江差高校は、減少した学級数のままとする。
道内の中学校卒業見込み者数は減少傾向にあり、06年度に策定した「新たな高校教育に関する指針」に基づき、中学校の卒業者などを踏まえて高校数や学級数を調整する。道教委は6月案を出して以降、道内各地で地元自治体などから意見を聞く地域別検討協議会を開催していた。
渡島管内では戸井が13年度から募集せず、12年度入学生の卒業と同時に廃校となる。長万部は11年度から1学年が1学級となるため、12年度末で連携型中高一貫教育を終える。函館西と函館稜北はどちらも11年度から普通学級を1ずつ減らし、5学級ずつとする。このほか14年度以降の4年間には「7―8学級相当の調整が必要」とし、函館市内で再編検討の必要性が盛り込まれた。
桧山管内では、江差が10年度に4学級募集したが、入学選抜の結果1学級以上の欠員が生じたため、本年度自動的に3学級となった。今後の地域の中卒者状況では4に戻す必要性が認められなかったたため、現状を維持することに。瀬棚商業(情報ビジネス学科)は計画通り、11年度から募集を行わない。管内で14年度以降は「0―1学級相当の調整が必要」で、学区全体で配置の検討が必要とした。
全道では、石狩や釧路、十勝管内などで合わせて7学級増やし、道内全域で計37学級減らす。募集停止は11、13年度に2校ずつ。6月案からの変更点としては、札幌厚別高校に総合学科を設置する。
定時制は11年度に、後志管内の2校を再編し、小樽商業を廃止する。今回の案で道南に再編対象校はないが、14年度以降に「配置のあり方について検討が必要」とされた。
また、公立特別支援学校の11年度配置計画も決定した。道南では五稜郭養護学校に、知的障害のある生徒を対象にした高等部(2学級、定員16人)を新設。函館養護(肢体不自由)の普通科を1学級(定員3)減らす。
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