オール函館で観光PRを 新幹線新青森開業に合わせ函館市などキャンペーン

update 2010/9/11 10:57


東北新幹線の新青森開業を12月4日に控え、函館市や北海道新幹線新函館開業対策推進機構などは10日、今秋に南東北・北関東を中心に実施する観光キャンペーンの内容を発表した。2015年度の北海道新幹線開業を見据えた中で、キャッチフレーズを「いか。ないと。函館」とし、東北新幹線沿線駅での観光キャラバンや北海道物産展でのPRを通じ、オール函館で冬の函館観光をアピールする。

 活動に参加するのは市や同機構のほか、渡島総合振興局、道南18市町でつくるみなみ北海道観光推進協議会と函館物産協会。今月14日から栃木県宇都宮市で行われる北海道物産展を皮切りに、来年2月まで実施する。

 東北新幹線全線開業を契機に、函館が新幹線でより近くなることをPR。キャッチフレーズは、函館を代表する食材のイカと、クリスマスファンタジーや夜景など、冬の夜の美しさを掛け合わせた。

 具体的には、市が主体となって11月12日から27日まで東北新幹線沿線の駅構内(大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、盛岡)でPRプロモーションを展開。人気の「イカール星人」との記念撮影会のほか、タッチパネルゲームも初登場する。南東北の10路線では列車内で中づりポスターも掲示する。

 物産展会場内での誘致活動は9、10月に栃木、埼玉、東京の各デパートで実施。冬期のプロモーション誌「函館冬ナビ」やコーヒーキャラメル、ガゴメコンブなどをプレゼントするのに加え、池袋東武百貨店(9月16―18日)では青森の特産品も販売する。

 キャンペーンに際し、市は「いか。ないと。函館」ののぼり30本、同機構が新函館開業のぼり10本を作成して準備を進める。市ブランド推進課の池田敏春課長は「国内観光が地域間競争となっている中で、青森の力も借りて観光客を北に向かわせることが大前提。新幹線の開業で、函館も近くなるとPRしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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