函館どつく 本年度4隻目の造船 進水式に歓声
update 2010/9/9 12:36
函館どつく函館造船所(函館市弁天町)で8日、本年度4隻目の新造船「OCEAN HOPE(オーシャン ホープ)」(約1万9850トン)の進水式が行われた。関係者や地元の小学生ら約500人が見守る中、巨大な船体が函館港に進水する様子を見守った。
新造船は日本郵船(東京)が発注した全長175.5メートル、幅29.4メートルのバヌアツ船籍の木材兼ばら積み貨物船。函館どつくが独自に開発した「スーパーハンディ32」型としては42隻目で、喫水が9.6メートルと浅く、水深の浅い港でも出入りできるのが特徴だ。
進水式で発注元の関係者が船首に結ばれたロープをおので切ると、巨大な船体が轟(ごう)音を立てながら船台を勢いよく滑り降りた。船が紙テープをなびかせながら海面に着水すると、訪れた見学者からは拍手と歓声が上がり、携帯電話のカメラで撮影する姿も目立った。
この日は市内の小学生ら100人以上が社会見学で訪れ、函館戸井西小6年の武井伽耶飛(かやと)君(11)は「大きくてすごい迫力で、海に向かうスピードが思ったより早かった。間近で見れたことを友達にも自慢したい」と目を輝かせていた。
船は今後、内装工事などを済ませ、10月下旬に引き渡される。同社は2013年度末まで年間8隻の受注を確保している。
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