ショパンコンクール本大会出場の岡田奏さん 函館市長訪問
update 2010/9/8 10:39
10月にポーランドで開かれる「第16回ショパン国際ピアノコンクール」本大会に出場する函館出身のピアニスト、岡田奏さん(19)が7日、函館市役所を表敬訪問し、西尾正範市長らと懇談した。岡田さんは「ステージでは心から楽しんで演奏したい」と約1カ月後に迫った本番に向けて抱負を語った。
岡田さんは函館本通中を卒業後にパリ国立高等音楽院ピアノ科に入学、今年6月に同科最終学年を首席で卒業した。世界三大音楽コンクールの一つに数えられるショパンコンクールには4月に挑戦、DVDと書類審査、予備審査を見事通過し、本大会出場を決めた。14日に函館を出発し、28日にワルシャワ入りする。
懇談には、岡田さんの父、照幸さんらも同席。毎日7時間ピアノの練習をしているという岡田さんは「パリのアパートにはピアノがないため、楽器がある学校で生活しているようなもの」と現地での生活習慣を紹介。プロを目指す世界の若手奏者81人が腕を競う本大会は、本選まで4つの審査がある難関だが、「素晴らしい審査員の前で演奏できて光栄。勝負というよりも、楽しんで臨みたい」と話した。
西尾市長は「函館からオリンピック選手が出場するような偉大なこと。頑張ってほしい」とエールを送っていた。
また、11日午後1時半から函館市芸術ホールで試演会を開く。「バラード第4番ヘ短調」や「幻想ポロネーズ」など本大会で演奏する曲を披露する。入場無料。
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