北斗市の高校生まで医療費助成拡大、10月診療分から実施
update 2010/9/4 13:10
【北斗】市は子育て世帯の負担軽減策として、現在、中学生までの医療費を無料としている助成対象を高校生まで拡大し、10月診療分からの適用開始を目指す。高谷寿峰市長の目玉公約≠フひとつで、一般会計補正予算案に医療給付経費として約1744万円を計上するとともに、関連条例改正案を7日開会の第3回定例市議会に提出する。
市国保医療課によると、新たな対象者は18歳以下の子どもで、高校などに在学していることが条件となる。市は6月末現在の住民基本台帳などから、新たな対象者数を1242人として、10月診療分から5カ月分の医療費約1538万円のほか、受給者証を発行する印刷費など必要経費を補正予算案に盛り込んだ。
改正条例案では、条例の名称を「市乳幼児および児童医療費の助成に関する条例」から「市子ども医療費の助成に関する条例」に改称。条文の記載もすべて「子ども」と改めた。また、「次代を担う子どもたちの健康増進と健やかな育成を図るとともに、子育て世代の負担軽減を図る」との文言を盛り込み、すべての子育て世帯を応援する市の強い姿勢を明確に示した。
同課は、議会で予算などが成立した後、新たな対象者がいる世帯に案内を送付し、順次、申請を受け付ける方針。
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