函館ラ・サール高校グリークラブが初の全道大会出場
update 2010/9/3 10:59
8月に函館市芸術ホールで開かれた「第77回NHK全国学校音楽コンクール・道南地区大会」で函館ラ・サール高のグリークラブ(淵上裕司部長)が高等学校の部で金賞を受賞。9月11日に札幌市で開かれる全道大会への初出場を決めた。渕上部長(3年)は「夏休みを返上して練習を重ねた成果が結果となってうれしい。全道の舞台でも力いっぱい歌いたい」と意欲をみせている。
同校では、寮生活を送る生徒が夏休み中に帰省し練習ができないため、8月下旬に行われる同大会にはこれまで出場していなかった。しかし、顧問を務める声楽家・島聖子さんの「大会を通じて貴重な経験を重ねてほしい」との思いで4年前から出場を開始。毎年、夏休み後半の1週間程度を、函館での合宿練習に費やして本番に挑んできた。
最初の3年間はいずれも銅賞に終わったが、昨年は「これまでの積み重ねが実を結び、金賞を狙える実力がついた」と島顧問も振り返るように、大きな自信を持ってステージに上がるはずだった。
ところが、大会前日に同校生徒に新型インフルエンザ患者が発生。同クラブ内に感染者はいなかったものの、出場を自粛することに。その悔しさを晴らすために臨んだ今年の舞台では、出場5校中の最高位である金賞を見事に射止めた。
渕上部長は「みんなの力が一つになって金賞をつかむことができた」と話し、函館地区の代表として出場する全道大会では「男声合唱ならではの迫力と深みのある表現で、他校に負けないハーモニーを披露したい」と意気込んでいる。
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