「ふっくりんこ」で日航再建を応援! 新函館農協
update 2010/4/4 13:25
【北斗】会社更生手続き中の日本航空(JAL)を応援しようと、新函館農協(北斗市本町、畠山良一組合長)は「がんばれ!JAL」と称して、道南産米ブランド「ふっくりんこ」360キロ(10万円相当)を無償提供する。日航は昨年10月から、国内線のファーストクラスの機内食にふっくりんこを採用しており、同農協は「日航さんの力で知名度が一層高まった。空から応援してくれたことへの恩返し」としている。
贈る米は精米300グラム入り袋1000個と、同市内の業者が製造するおにぎり1000個を予定。4月下旬に東京本社に送る。
同農協によると、日航の機内食採用後、ホームページのアクセス件数や道外からの問い合わせが増えたという。
日航は毎月1.5―2トンのふっくりんこを購入し、東京―新千歳、東京―関西、東京―福岡の3路線約50便に限定し機内食用に活用している。当初、3月までの契約だったが、このほどさらに半年間の延長を申し出た。
同農協米穀課の新谷正人課長は「観光産業を主力とする函館にとっても日航の苦境は大きな問題。再建への願いも込めて今回米で応援することにした」と話す。同農協の依頼を受けておにぎりを製造する「ふくふく」(北斗市)の三上照夫代表も「産地から盛り上げていければ」と協力を快諾した。
機内食の採用時には、日航の幹部が農家を視察。当時、ふっくりんこの普及、ブランド化を担当した職員は「機内食の採用以上に生産者のこだわりや食に対する取り組みを評価してくれたことが何よりの励み」と振り返る。
今回の支援に日航は「新函館農協さんのご厚意に感謝している。できるだけ早期に再建を果たし恩返ししたい」(広報部)とし、搭乗客に配るなど乗客サービスに役立てるという。
提供 - 函館新聞社
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