タイヤ交換出足鈍く 雪やETC割引の遠出で
update 2010/4/3 13:58
気温の低さや雪の影響などで、函館市内のカー用品店やガソリンスタンドでは、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換が例年よりも遅れている。関係者は「天候の影響が大きい。交換のピークが始まるのは来週以降では」とみている。
函館の今年3月の降雪量は69センチで、観測史上3番目の多さ。週末ごとに天候が荒れ、春の訪れが例年以上に遅かった。
イエローハット函館新道店(桔梗町417)の佐々木秀幸マネジャーは「タイヤ交換は始まったが、まだ数は少ない」と話す。例年は3月末から4月中旬にかけて、多い時には1日80台のタイヤを交換するが、今年は3月末にも雪が降るなど気候が安定せず、ドライバーも慎重に出方を見ているという。
ジェームス西桔梗店(西桔梗町838)でも「来週の土、日ごろがピークでは」とし、「ここ1週間は様子を見る人が多いと思う」と話している。
最近のタイヤ交換の傾向について、イエローハットの佐々木マネジャーは「全体的に遅くなってきている」と話す。その要因の1つに、ETC(自動料金収受システム)搭載車に対する高速料金割引制度があるという。「ゴールデンウイークにETC割引で遠出する人が増え、峠などを越える際、路面の凍結を気にしてタイヤ交換を遅らせる人が増えた」と指摘する。気候変動の影響も大きく「年を重ねるごとに交換の時期が遅くなってきている。この傾向は今後も続くのでは」と予想する。
同店にタイヤ交換に訪れた市内の男性は「突然雪が降ったりして、いつもより交換時期が遅くなった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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