政権交代でも例年通り…新年度要望で桧山総合期成会

update 2009/9/22 13:56

 【江差】桧山7町で組織する桧山総合開発期成会(会長・工藤昇上ノ国町長)は、10月1日に予定している管内重点懸案事項の中央要望を例年通り実施する方針を決めた。鳩山内閣発足に伴い、政党や省庁への要望や陳情の在り方を見直す自治体もあるが、同期成会は従来通りの対応とした。

 中央要望では、国土交通省などの関係省庁のほか、道8区選出の逢坂誠二衆院議員(民主党)、中川義雄参院議員(自民党)ら、道内選出国会議員との懇談も予定している。同期成会は政権交代以前から、中川氏や金田誠一前衆院議員(民主党)ら、与野党への要望活動を並行して行ってきた。期成会事務局は「これまでも与野党とは等距離の姿勢。政権交代後も桧山管内が抱える懸案事項について理解を深めてもらう必要がある」としている。

 今回の政権交代をめぐって、渋田正己厚沢部町長は「桧山管内と北海道新幹線が開業する北斗市を結ぶ国道227号の改良など、国や国会議員への要望は、新政権になっても期成会や道町村会を通じて行う。町の重要案件については単独でも要望を行う」と強調。民主党とのあらゆるパイプを使い陳情活動は今後も継続する。

 寺島光一郎乙部町長は「補正予算の執行停止について民主党は、市町村に関係するものは粛々と執行する方針を示している。町村の生活基盤にかかわる必要な公共投資をはじめ、新幹線開業や道縦貫道延伸に合わせた国道227号の改良などは、政権交代後も重点的に要望していきたい」との考えを示している。

 同期成会は、新年度の重点要望事項として(1)日本海ルートの交通網整備(2)北海道新幹線の建設促進―の2項目を掲げている。個別の要望事項では、函館江差自動車道の木古内―江差間の早期着手、桧山南部と函館市を結ぶ国道227号の狭小トンネル解消など、新幹線開業を見据えた交通アクセスの改善などを要望する方針だ。

提供 - 函館新聞社




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