「自分らしく生きて」 ももハウス法話会
update 2010/3/29 09:16
函館市赤川町の介護老人福祉施設「ももハウス」(加藤勝康施設長)で28日、函館仏教青年会の法話会が開かれ、入所者ら20人が耳を傾けた。
同施設が4年ほど前から同会に依頼し、毎年3、9月の彼岸時期に開かれている。同会は市内の45歳未満の若手僧侶でつくる組織。同施設での法話会は所属する僧侶が持ち回りで担当している。
この日は青柳町の天祐寺の山口礼雄副住職が読経した後、天台宗の開祖、最澄が修行僧の心得をまとめた著書「山家学生式」の一節から「一隅を照らす人が国の宝である」の言葉を引用し、教えを説いた。
山口副住職は「国の宝とは金でもなく物でもなく、皆さん1人1人。1つの隅にいても、どこにいても自分らしく生きましょう。自身が輝き、相手を照らせる人は国の宝になる」と話した。さらに入所者に対し、「(戦後の)焼け野原から日本をつくり上げた皆さんは宝です。これからも自分らしく、国の宝として1日でも多く長生きしてください」と語り掛けた。
提供 - 函館新聞社
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