議員削減「30」を可決 函館市議会
update 2010/3/27 15:37
函館市議会の第1回定例会は26日、総額を1275億7000万円とする2010年度の一般会計予算案など議案55件を可決。共産党を除く議員からの追加議案として来春改選時の議員定数を「30」とする、同議会議員定数条例の一部改正を賛成多数で可決した。
市議会の議員定数は現在、旧4町村に選挙区を設け、暫定的に「38」(旧市内34、旧4町村各1)だが、来春の次回改選では全函館市で「34」とすることが決まっていた。共産党を除く4会派はさらなる削減に向けて、1月から幹事長レベルで協議を進め、今月に「30」で合意した。
議員定数条例改正については、紺谷克孝氏と高橋佳大氏(ともに共産党)が質疑に立ち、共産党を除く4会派の幹事長が答弁した。
このうち、紺谷氏は「今回の削減提案は本会議の2日前に決定したが、議論はいつどのようにされたのか」などと質問。これに対し佐古一夫氏(新生クラブ)は「これまで3回、幹事長クラスで協議を行った。一般などには公開していないが、各回ごとに新聞報道などで公表してきた」と答えた。
また討論には市戸ゆたか氏(共産党)、阿部善一氏(民主・市民ネット)、三遊亭洋楽氏(無所属)、丸尾隆子氏(共産党)が立った。
このほか予算特別委員会の佐古委員長が審議経過を報告。可決した議案は10特別会計845億8917万円、5企業会計412億7911万円。条例では特別職の給与に関する条例の一部改正などを可決した。人事案件では、固定資産評価審査委員会委員に堀内博志氏(57)の再任、人権擁護委員に小林元昭委員(61)の推薦に同意した。
意見書案は「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める」「子ども手当の全額国庫負担を求める」など11件を可決した。
提供 - 函館新聞社
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