病院機能評価新基準「バージョン6」 五稜郭病院が道南初の認定
update 2010/3/26 14:07
函館市五稜郭町の函館五稜郭病院(老松寛院長)がこのほど、財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)から病院機能評価の新評価基準「バージョン6」による認定を受けた。評価項目が改定された新基準では5日現在、全国で155病院が認定され、道南では同病院が初めて。
同機構は、医療の質や患者へのサービスなど、医療施設としての機能を客観的に評価する第三者機関。同病院では1999年に「バージョン3.1」で初の認定を受け、5年ごとの更新で2004年には「バージョン4」に認定された。3回目の認定となる今回は、09年7月から受審できるようになった「バージョン6」を受けた。同月に書面審査、同10月に同機構調査員による訪問審査が行われた。
「バージョン6」では▽患者の権利と医療の質および安全の確保▽療養環境と患者サービス▽医療の質と安全のためのケアプロセス―など6領域にわたる352小項目を調査。同病院は感染情報管理室に感染管理認定看護師2人を専従で配置するなど、厳格な感染管理体制を確保。新たな評価項目となった地球環境への配慮や、院内暴力への組織的な対応、臨床研修機能体制の確立なども従来から取り組み、一定水準の評価を受けた。認定期間は2014年12月19日まで。
老松院長は「患者さんが満足、安心できる医療レベルにあると評価され、自信が持てる。今後も急性期病院として医療情勢を考えながら質の高い医療を提供していきたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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