浜の母さんの味を楽しむ 直売所「六輪村」で交流会
update 2010/3/25 14:03
【北斗】農家の女性たちが営む直売所「六輪村」(東寺百合子代表、市大工川48)で24日、交流会「浜の母さんの味を楽しむ」が開かれた。函館市漁協石崎女性部(川嶋律子部長)の7人が、コンブや魚料理を伝授。「これが一番おいしい食べ方」と生産者ならではの味を披露し、親ぼくを深めた。
料理は「マスのすり身汁」「ワカメ茎とサンマの油炒め」「ワカメのガゴメ和え」「コンブのかき揚げ」。高級魚のマス、とろける柔らかさの間引き養殖マコンブなど、石崎地区で水揚げされる旬の食材を手際よく調理した。
中でも農家女性を驚かせた逸品は、刻みコンブのかき揚げ。「見た目はシソのかき揚げそっくり。磯の風味もいい」と好評で、川嶋部長らは「漁師の食卓では定番のおかず。ちょっとしたアイデアですぐ作れるよ」と紹介した。
石臼で粉末にしたガゴメ(トロロコンブの仲間)をひとつまみサラダにまぶし、独特のとろみを出す工夫も。全員で試食を楽しみ、互いの家族や仕事の話題に花を咲かせた。
この交流会は、東寺代表が函館市石崎地区で開くフラワーアレンジメントでの住民交流がきっかけ。「今度は六輪村で浜の料理を教えて」と10年来、企画を持ちかけてきたという。東寺代表は「浜の母さんの発想が素晴らしい。教えてもらった料理は6月から始まる六輪村の定食に出したい」と笑顔を見せていた。
提供 - 函館新聞社
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