市民ミュージカル 感動の物語 浅草で上演 喜頓さん作「案山子物語」
update 2009/9/21 12:40
【東京】函館出身の喜劇俳優、故益田喜頓さん(享年84)生誕100年記念事業、函館市民ミュージカル「案山子(かかし)物語」の浅草公演(実行委主催)が20日、東京都台東区の浅草公会堂で開かれた。8月の函館公演に続くもので、函館出身で関東在往者など約1000人(2回公演)が来場。愛と平和を願う喜頓さんのメッセージが込められた物語を堪能した。
函館市栄誉賞第1号受賞者でもある喜頓さんの功績をたたえた事業の一環で、喜頓さんが長年住んでいた浅草で開催された。
物語は、大野平野の畑に立つ主人公のかかし「ペコ」が台風で舞い上がり、神様の力でパリやニューヨーク、地雷が多く残ったままの復興途上国を巡る。出会った人と友情を深める一方で、戦争への怒りや犯罪への悲しみ、愛を学ぶ。函館で演じたキャストのほか、台東区のダンス団体JMDの9人が、ペコが台風で飛ばされるシーンに出演し、華を添えた。
展開の早さと心を打つ歌、多彩なダンスで来場者をステージに引きつけ、感動のフィナーレに大きな拍手が送られた。スタッフの友人という函館西高校出身で千葉県の村井邦子さん(65)は「現代社会の問題を分かりやすく表現した内容。はっきりしたせりふのキャストの演技のほか、照明や音響も良く市民舞台とは思えなかった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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