現職、新人 一騎打ち 七飯町長選告示

update 2010/3/17 13:29

 【七飯】任期満了に伴う七飯町長選は16日、告示された。いずれも無所属で、現職の中宮安一氏(55)と新人の元町職員、石田広紀氏(61)=届け出順=が立候補し、21日の投票日まで5日間の選挙戦がスタートした。

 現職対新人の一騎打ちは2002年3月以来。中宮氏、石田氏とも元町職員で、ともに子育て支援や福祉、雇用にかかわる政策を重要視。明確な争点は乏しいが、観光客が年々減少している大沼観光の振興や5年後に開業する北海道新幹線を見据えたまちづくりなどとともに、中宮町政の審判を仰ぐ選挙となる。

 2選を目指す中宮氏は「住みたいまち住み続けたいまち七飯町」をキャッチフレーズに1期目の実績を充実、発展を掲げる。連合渡島や企業など約30団体の推薦を受けた。

 子育て支援センターの整備、充実や民間資金を活用した図書館整備、観光振興条例の制定などを掲げ、健全財政を堅持しながら中学生まで拡大した子ども医療費の無料化などの実績も訴える。

 石田氏は「今こそ結束、七飯の底力」をスローガンに情報公開を進めた透明性の高い町政を目指す。特定の政党や団体の推薦を受けない「草の根」運動を展開している。

 高校までの医療費無料化や企業誘致の推進による雇用拡大、町長公用車の廃止などを公約に掲げ、現職との違いを「退職後、外から町政を見てきた」とし、町民目線の姿勢を強調する。

 両候補とも選挙事務所前で第一声を上げた後、選挙カーによる遊説をスタート。ともに初日は町内全域をくまなく回り、支持を訴えた。

 町選管によると、15日時点の選挙人名簿登録者数は2万3835人(男性1万801人、女性1万3034人)。

提供 - 函館新聞社




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