現職、元町職員 対決へ 七飯町長選あす告示

update 2010/3/15 10:12

 【七飯】任期満了に伴う七飯町長選挙は16日、告示される。いずれも無所属で、現職の中宮安一氏(55)と、新人の元町職員、石田広紀氏(61)が立候補を予定している。他に出馬の動きはなく、現職対新人の一騎打ちとなる公算が大きい。両陣営とも今月上旬から中旬にかけて総決起集会を開き、選挙戦に向けて士気を高めた。投票は21日で、即日開票される。

 現職対新人の一騎打ちは2002年3月以来。中宮氏、石田氏とも元町職員で、両氏とも子育て支援や高齢者福祉の充実、雇用・企業誘致対策などを重要施策に掲げる。明確な争点が乏しいと言われる中、中宮町政の継続か交代を選択する選挙となりそうだ。

 2選を目指す中宮氏は1期目からの充実、発展を掲げる。桜町に連合後援会事務所を開設し、町内5カ所にも地区後援会を設立。連合渡島や建設関係の企業など約30団体の推薦を受けた。

 保育所・子育て支援センターの整備・充実や民間資金を活用した図書館整備、子宮けいがんのワクチン助成などを掲げ、1期4年間で基金(貯金)を増額させるなど健全財政を堅持した実績もアピールする。陣営幹部は「挑戦者のつもりで、最後まで気持ちを引き締める」と話す。

 石田氏は学校の同窓生や知人らを中心に後援会を設立。鳴川に連合後援会事務所を構え、町内5カ所に地区後援会を組織。特定の政党、団体の推薦を受けない「草の根」運動を展開し、これまで町内を2巡し、着実に浸透を図っている。

 高校生までの医療費無料化や給食費の軽減、町長公用車の廃止などを公約に掲げ、現職との違いを「退職後、外から町政を見てきた」とし、町民目線の姿勢を強調する。陣営幹部は「日増しに手応えを感じている」と話す。 両氏とも16日午前8時半すぎ、連合後援会事務所前で第一声を上げる予定。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです