それぞれの思い出胸に 極東大で卒業式

update 2010/3/14 12:18

 ロシア極東大函館校(イリイン・セルゲイ校長)の卒業証書授与式が13日、函館市元町14の同校講堂で行われた。卒業生は在校生や保護者らが見守る中、それぞれの思い出を胸に巣立った。

 卒業生は、4年制のロシア地域学科の6人(13期生)と2年制のロシア語科の3人(15期生)。式では日ロ両国の国歌を斉唱した後、一人ひとりがイリイン校長から笑顔で卒業証書を受け取り、握手を交わした。また「校長賞」や「函館市長賞」など、優秀な成績を収めた学生への特別賞も贈られた。

 イリイン校長は式辞で「日ロ関係の発展に全力を尽くしてくれることを期待する。これまで培った知識と経験を生かし、人生の成功を祈る」と激励。来賓の西尾正範函館市長は「日本とロシアをつないで、さまざまな場面で活躍して」とエールを送った。

 在校生が「皆さんから学んだことを忘れず、個々の目標に向かって精進したい」と送辞。卒業生を代表して田近修さんが「学校生活や留学を通じてロシアの心を学び、社会で必要な知識や常識を得ることができた」と答辞を述べ、山口攻さんがロシア語に通訳し、感謝の気持ちを伝えた。

 ことしで開校16年目を迎える同校の卒業生は約190人となった。

提供 - 函館新聞社




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