函館市ファミリー・サポート・センターが広報誌の記念号発行
update 2010/3/11 10:21
育児支援を受けたい人と手助けできる人が登録し、助け合う会員組織「函館市ファミリー・サポート・センター」(若松町33)が設立10周年を迎え、広報誌「えがお」の記念号を発行した。会員数は1400人を突破し、育児支援をうまく活用して子育てをする人が増え、活動は定着してきた。中村郁子代表(55)は「1人で悩まず、上手にサービスを利用して育児を楽しんでもらいたい」と話している。
センターは市が市社会福祉協議会に委託し、1999年10月に設立。民間託児ボランティア「チャイルドサポートあひる」の活動に携わっていた中村代表らがアドバイザーとして加わった。
支援はゼロ歳から小学6年生までの子どもが対象。支援を希望する「依頼会員」、育児を支援する「提供会員」、依頼と提供を兼ねる「両方会員」がおり、会員数は10日現在で1440人。363人だった開設初年度(10―3月)の4倍となった。活動件数は初年度(同)の834件から、2008年度は5890件に増えた。
主な依頼は託児、保育園や幼稚園、学校などへの送迎。特に小学生を学校から学童保育所や塾まで送迎する依頼が多い。中村代表は「美容室や買い物に行くといった理由でも利用できる。育児ストレスをためないようリフレッシュすることも必要。働いている、いないを気にせず、利用してもらいたい」と呼び掛ける。料金は平日午前7時―午後9時で30分300円。平日以外、時間外などは同350円。
記念号は開設当初1歳で創刊号の表紙に掲載され、現在小学生に成長した依頼会員の子どもたちが表紙を飾った。10年間の活動を振り返る写真が掲載されているほか、会員の体験談などがつづられている。A4判16ページで2000部発行。問い合わせは同センターTEL0138・23・3920へ。
提供 - 函館新聞社
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