「防災ボランティアセンター」新年度内に設立へ

update 2010/3/11 10:20

 函館市議会第1回定例会は10日も一般質問を続行し、3氏が質問に立った。岡田芳樹福祉部長は、災害時の防災ボランティアを平常時から受け入れる「防災ボランティアセンター」が新年度中に設立されることを明らかにし、市として受け入れ体制整備を支援する考えを示した。

 見付宗弥氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。

 防災ボランティアは被災者の生活の早期回復や自立支援を担う。市の地域防災計画では、市社会福祉協議会が日本赤十字社函館市地区や市の協力、支援を得て設立することなどを位置づけている。

 これまでも社協、日赤、市の三者や市ボランティア連絡協議会などで組織する任意の検討委員会で同センターの設置が議論されており、新年度中をめどに設置することで一致。市社協は「具体的な日時は決まっていないが、運営方法や役割分担などを今後、詰めていきたい」としている。

 また、上戸慶一総務部長は南米チリの巨大地震に伴う津波警報に合わせ、2月28日に海岸部の世帯を対象に発令した避難勧告について、市のホームページ上に対象町名を掲載していなかったことから「非常にわかりにくく、反省が必要。今回の教訓を糧にしていきたい」と述べた。同じく見付氏への答弁。

 一般質問にはこのほか村井正幸氏(新生クラブ)、竹花郁子氏(無所属)が立った。一般質問はこの日で終了し、12日の各常任委員会、16日の本会議を経て、17日から予算特別委員会が開かれる。

提供 - 函館新聞社




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