どつくで本年度最後の進水式 映画撮影も

update 2010/3/11 10:20

 函館どつく函館造船所(函館市弁天町)で10日、本年度最後の新造船「PAIWAN WISDOM(パイワンウイズダム)」(約1万9850トン)の進水式が行われた。市民が制作を進める映画「海炭市叙景」の撮影もあり、エキストラを含む市民ら約300人が新船の進水を見守った。

 新造船は台湾の海運会社が発注した全長175.5メートル、幅29.4メートルのパナマ船籍の木材兼ばら積み貨物船。函館どつくが独自に開発した「スーパーハンディ32」型としては38隻目で、喫水が9.6メートルと浅く、水深の浅い港でも出入りできるのが特徴だ。

 この日は1月に続き2回目の進水式の映画撮影があり、市民エキストラも約100人が参加。熊切和嘉監督らは巨大な船体が函館港に向かって船台を滑り降りる様子を役者を交えて撮影した。エキストラに参加した七飯町の西岡省三さん(60)は「なかなかできない経験で楽しかった」と喜んでいた。

 新造船は今後、内装工事を済ませ、4月下旬に船主に引き渡される予定。同社は現在、「スーパーハンディ32」に特化して年間8隻体制で建造している。同社によると、今年に入り、海外の景気回復に伴う海運需要の高まりで新規受注も増え始め、2013年度末まで受注を抱えているという。

 次回の進水式は4月23日の予定。

提供 - 函館新聞社




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