宮川神社をイベントに開放 地域に開かれた活用目指す

update 2010/3/10 11:57

 1765年に創建されたと伝えられる函館市浜町630の宮川神社(小野浹椹福砲呂海里曚鼻⊃・弔抜愀犬鮖・燭覆ぅぅ戰鵐箸暴蕕瓩匿声劼魍・鱒オた Α宮司(70)は「古来、神社は相談察κどの地域の寄り合いの場だった サうした伝邸此ξ察繧ノ合わせてノ迄させたい」と話している ヲr

 1918年に現在の場所に御神体を移した際、戸井地区の320戸が現在の金額にして約5億円の寄進をしたという。「当時は、イワシ漁が盛んで、網元が大勢いた。漁師にとっても神様は大切な存在だったのでは」と小野宮司は語る。そうした地域に対する感謝の気持ちが、函館市戸井地区の「キャンドルdeナイト」の会場に、社殿と社務所を提供という形で表れた。

 津軽半島から海を越え、多くの人が移り住んできた戸井地区。命を懸けて海で働いた人々が安全、豊漁を祈るとともに、神社を寄り合いの場として活用し、地域を盛り上げていた。小野宮司は今回のイベントに「戸井地区に、再び活気を呼び戻そうという流れが来た」と感じたという。

 イベントでは、悪天候のためにスタッフの到着が遅れ、小野宮司が司会を務めた。「人と話すの好きだから」と笑い、歴史や文化への幅広い知識を生かし、参加者の心をつかんだ。

 また、国の重要無形文化財に指定されている「松前神楽」の函館保存会副会長の立場から、「松前神楽」の成り立ちや神社の歴史をイベントで説明。小学生の巫女(みこ)が、手に鈴と扇子を持って舞う「鈴上舞」も社殿で披露され、優雅な舞が暗闇の中、アイスキャンドルの炎に照らされていた。

 その後、参加者らは、社務所で戸井地区の女性が作ったドンコのすり身汁やおにぎりに、「おいしいね」「体が温まる」と舌鼓を打っていた。ツアー関係者は「神社を気持ちよく貸してもらえて助かった」と話していた。小野宮司は「地域住民とのつながりがあってこその神社。今後も積極的に協力したい」と笑顔で語った。

提供 - 函館新聞社




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