元気に家族と再会 函水高の実習船下船式

update 2010/3/9 12:05

 実習船「北鳳丸」(664トン)で48日間の長期乗船実習に取り組んできた函館水産高校(木村修校長)の2年生36人が8日、函館港に帰港した。生徒は元気な顔を見せて家族と再会、船長や乗組員に感謝の気持ちを伝えた。 実習船は1月31日に出航。生徒は海洋観測やまぐろ延縄実習などを学び、米国ハワイの漁場を経由して帰路についた。

 この日は小雪がちらつく肌寒い天気となったが、船溜まり埠頭には40人余りの家族らが出迎えに駆け付けた。下船式で道教育庁実習船管理局の川端道隆局長は「1つのことをやり遂げた達成感を今後の人生の道標にして」と激励し、木村校長は「成長し、成就感に満ちた顔を見ると長期実習の素晴らしさを感じる」と航海の無事を喜んだ。松代真佳船長は「普通の高校生はできない体験を生かし、これからも頑張って」とエールを送った。実習生代表の機関工学科2年の森和弥君(17)は「航海で身につけた知識や技術を学校生活に生かしたい。今までありがとうございました」とあいさつし、全員でお礼の言葉を述べた。

 下船した実習生らはほっとした表情を見せ、家族らと再会を喜んでいた。

提供 - 函館新聞社




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