「第9」高らかに 函館市芸術ホール管弦楽団演奏会

update 2010/3/8 11:35

 第20回函館市芸術ホール管弦楽団演奏会(函館市文化・スポーツ振興財団など主催)が7日、五稜郭町の市芸術ホールで開かれた。函館では15年ぶりとなるベートーベン作曲の交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125の響きに、700人を超える満員の観衆から惜しみない拍手が送られた。

 同楽団は、道南地域のアマチュア弦楽器奏者のレベル向上を目的に結成され、1999年8月に1回目の演奏会を実施。以後、さまざまな編成で意欲的なプログラムを取り上げてきた。ベートーベンの「第9」は年末を中心に全国各地で演奏される人気曲だが、函館地域では1995年以来、プロ・アマともに全曲を取り上げていないこともあり、チケットが事前に売り切れになるなど高い注目を集めていた。

 この日の演奏会は、ベートーベン作曲の序曲「コリオラン」作品62で幕開け。休憩なしで「第9」の演奏がスタートし、オーケストラのみの前半3楽章は、緊張感の高いち密なアンサンブルが繰り広げられた。

 最後の第4楽章には合唱と4人のソリスト(ソプラノ=佐藤朋子さん、アルト=石丸典子さん、テノール=鈴木准さん、バリトン=豊島雄一さん)が加わり、有名な「歓喜の歌」のメロディーが高らかに鳴り響いた。

 指揮者の札幌交響楽団のビオラ副首席奏者、遠藤幸男さんは「オーケストラも合唱も素晴らしい演奏をしてくれ感激している。今後も芸術ホール管弦楽団が素晴らしい演奏を届けられるよう頑張りたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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