江差追分全国大会が開幕

update 2009/9/19 11:37

 【江差】かもめの鳴く音にふと目を覚まし あれが蝦夷地の山かいな―。7節の哀愁を帯びた音調が心に響く、第47回江差追分全国大会(主催・江差追分会など)が18日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。20日までの3日間、総勢408人の出場者が“追分日本一”の栄冠に挑む。

 午前9時からの開会式では、大会長の濱谷一治江差町長、審査員長の青坂満・江差追分会上席師匠が出場者を激励した。続いて165人が出場する熟年大会、187人が出場する一般大会の予選会がスタート。出場者は念願だった全国大会のひのき舞台に立ち、万感の思いを込めた追分節を心おきなく披露。大勢の観客は「民謡の王様」と称される江差追分の世界に酔いしれた。また、会場には新型インフルエンザ感染に備えて、随所に消毒薬が設置され、出場者や観客に利用を呼び掛けている。

 19日は午後8時過ぎまで予選会が行われ、一般50人・熟年25人の決選会出場者が決まる。同8時半からは、昨年の優勝者や全国の追分会支部によるアトラクションを行う。最終日の20日は、午前9時の開会式に続き、56人が出場する少年全国大会、熟年・一般両大会の決選会を行う。結果発表は午後7時ごろ。優勝旗を手にした今年の優勝者が感動の歌声を披露する。同5時半からの特別アトラクション「歴世の奥義・江差うたの源流とその魅力」では、江差追分のルーツとされる各地の民謡を披露する。決選会の入場券付きプログラムは当日2300円。問い合わせは大会本部TEL0139・52・6105または江差追分会事務局TEL同・52・5555。大会の模様はインターネット(http://www.hakodate.or.jp/oiwake/)でも中継している。

提供 - 函館新聞社




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