「第9」人気チケット既に売り切れ 芸術ホール管弦楽団の定演
update 2010/3/6 18:52
函館市で7日に行われる第20回函館市芸術ホール管弦楽団演奏会(函館市文化・スポーツ振興財団など主催)で、ベートーベン作曲の交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125が演奏される。“第9”全曲が函館で演奏されるのは1995年以来15年ぶりで、チケットがすでに売り切れになるなど市民の注目度は高い。同団メンバーは「来場者が満足できる演奏を届けたい」と本番直前の練習に励んでいる。
同団は、道南地域のアマチュア弦楽器奏者の底辺拡大と技術向上を目指した「弦楽アンサンブルクリニック」として発足。1999年に「弦楽合奏演奏会」として第1回定期演奏会を行って以来、年2回のペースでステージを披露してきた。
20回目を迎える今回は、1995年に函館市民オーケストラが取り上げて以来、函館ではプロ、アマともに演奏されてこなかった“第9”に初挑戦することを決定。約70人のオーケストラと約90人の合唱に、ソプラノの佐藤朋子さん、アルトの石丸典子さん、テノールの鈴木准さん、バリトンの豊島雄一さんが加わり、指揮は札幌交響楽団のビオラ副首席の遠藤幸男さんが務める。
クラシック作品中でも屈指の人気を誇る“第9”のステージに、地元音楽ファンの関心も高く、すでにチケットは完売。同団の演奏会では初めての出来事に、コンサートマスターの渡邉拓也さんは「今まで以上に素晴らしい演奏を届けようと、メンバーの気合も高まっている。今回は“第9”を聞きたいために足を運んでくれた人が、次回は芸術ホール管弦楽団を聞きにきてくれるように頑張りたい」と話す。
演奏会は午後4時から市芸術ホール(五稜郭町37)大ホールで行われる。プログラムは“第9”のほかに、ベートーベン作曲「序曲コリオラン」作品62。なお当日券の販売は行わないため、前売りチケットを持っていなければ入場できない。同演奏会への問い合わせは同ホールTEL0138-55-3521。
提供 - 函館新聞社
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