朱色ぴちぴち エビかご漁初水揚げ

update 2010/3/5 11:37

 函館市の南茅部地区と椴法華地区、鹿部町の各漁港で4日、春のエビかご漁の初水揚げが行われた。透き通るような朱色でピチピチ跳ねるエビが姿を見せ、「ここのエビは最高にうまい」と春の浜は活気づいている。

 噴火湾のエビかご漁は、1日に解禁。南茅部などは、しけ続きで初水揚げが4日に延びた。

 南かやべ漁協は地域の漁師38軒が出漁。3日午後10時に約1時間かけて沖合へ向かい、2日夜に仕掛けたかごを次々と上げた。

 船上で大きさを選別し、水槽で鮮度を保ちながら4日に帰港。臼尻漁港には砂田孝行さん(37)の船が、午前7時5分に一番乗りした。

 岸壁で待つ家族らが手際良く、エビを陸に運んだ。砂田さんは「いつもより少ないけど、量が増えるのはこれから。まずは漁が始まってほっとした」。

 臼尻漁港のこの日の水揚げは、ボタンエビ大・中が11.3キロ(浜値1キロ2350円)。アマエビ大は65.2キロ(同690円)。同漁協によると「水揚げは例年の半分ほどのものもあるが、浜値は比較的いい。漁師が自信を持って届ける、濃厚な味わいのエビをいっぱい食べてもらいたい」と紹介する。

 エビは函館のほか、東北や東京、北陸方面へ出荷。6月ごろから子持ちが出回り、漁は9月まで続く。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです