川越さん(深堀中3年)、手紙作文コンクールで日本郵便賞
update 2010/3/5 11:36
函館深堀中学校(大西正光校長、生徒363人)3年の川越真菜さん(15)が「第42回手紙作文コンクール」(郵便事業株式会社主催)の手紙作文部門で日本郵便賞を受賞した。7902点の応募があった。文部科学大臣賞に次ぐ同賞は9人で、道内では川越さんが唯一の受賞。同校で4日、武田久男郵便事業株式会社函館東支店長から賞状が贈られた。
同コンクールは、将来を担う子どもたちが手紙に親しみ、文章表現を通じて、コミュニケーションを図る目的で行われている。
作品は、合唱部の活動を通して深めた、顧問の辻真紀子教諭とのきずなを主題にした「側にいてくれた辻先生へ」。中学入学後に始めた合唱への熱い思い、aオ藤に、共に向き合ってくれた辻教諭への感謝の思いをつづった。
川越さんは、他校の生徒との合同練習で指導者から指摘された点を気に病み、歌うことが苦しくなった。「自分は合唱に向いていない。人の足を引っ張るだけ」。部長としての責任感も重荷になった。そんな川越さんに辻教諭は「あなたは1人じゃない。仲間を頼っていいんだよ」と声をかけた。「それから周りが見えるようになった」という。最後の大会で金賞を受賞し、全道大会出場を勝ち取った。
思い出をたくさんつくった中学生活も、間もなく終わる。進学する高校に合唱部はないが、辻教諭が主宰する合唱団に入団する予定だ。今回の受賞について川越さんは、「今でも信じられない。とてもうれしい。これを励みに今後も合唱を続けていきたい」と力強く語った。
提供 - 函館新聞社
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