新青森開業でイベント 道新幹線対策推進機構
update 2010/3/4 13:14
函館市議会第1回定例会は3日、代表質問が始まり、3会派が西尾正範市長の市政運営をただした。この中で同市長は、ことし12月の東北新幹線新青森延伸開業時に合わせ、北海道新幹線新函館開業対策推進機構が中心となり、来年1―2月をめどに「新青森開業ウェルカムイベント(仮称)」の実施を検討していることを明らかにした。同市長は「青森市で実施する開業イベントともタイアップした催しや観光PRを検討している」と述べた。
阿部善一氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。
同機構は市のほか、函館商工会議所、函館国際観光コンベンション協会などで構成される官民協働の組織。新幹線開業を控えた函館の観光や産業振興などを協議している。
市企画部や同機構事務局によると、同イベントは既存の「はこだて冬フェスティバル」「えさんごっこまつり」などの冬の催しと連動し、“食”を中心としたフェアを来年1月から2月中旬をめどに集中開催する方向で検討しているという。新青森開業予定月に開催されるクリスマスファンタジーと合わせ、青森を訪れた観光客に函館まで足を運んでもらうのが狙いだ。
PR活動は航空機と競合しない南東北や北関東を中心に展開。また、JR東日本が中心となって実施する大型観光キャンペーンや、青森市での開業イベントとも連携し、道南圏への観光客誘致を図る考え。市企画部は「九州新幹線開業と時期が近いため、まずは青森の自治体などと連携して観光客の目を北に向けたい」とし、「新幹線開業後の動きや客のニーズなどをとらえて、5年後に生かしていきたい」としている。
代表質問にはこのほか佐古一夫氏(新生クラブ)、北原善通氏(市民クラブ)が立った。 市議会は2010年度各会計予算案など52件を審査する予算特別委員会(11人)を設置、委員長に佐古氏、副委員長に見付宗弥氏(民主・市民ネット)を互選した。
市はまた、市立函館病院であった医療過誤に伴い、損害賠償として2964万円を増額する本年度病院事業会計補正予算など議案2件を追加提案し、民生常任委員会に付託された。
提供 - 函館新聞社
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