普通建設事業を圧縮 江差予算案
update 2010/3/4 13:13
【江差】江差町(濱谷一治町長)は3日、2010年度予算案を発表した。7月の町長選を控えた骨格編成で、一般会計総額は本年度当初比3.2%減の48億8183万円。水道事業を除く9特別会計を含めた総額は、同3.18%減の72億7185万円。10日開会の第1回定例町議会に提案する。
一般会計は過去10年間で初めて50億円台を下回った。歳入は地域経済の落ち込みに伴い3%、地方譲与税は7.8%の減少を見込んだ。歳出は、町立かもめ保育所整備などの大型建設事業の終了に伴い、普通建設事業を同70.5%減の1億1400万円に圧縮した。早期健全化団体からの脱却に向けた起債償還には1億1090万円、繰り上げ償還の原資となる基金積み立てなどに1億5200万円を充てる。新年度末現在での基金残高は9億5500万円に増える。
主な新規事業では、町内のイチゴなど戦略作物の生産拡大に1260万円、地上デジタル放送の難視聴地域となっている南が丘地区の共聴施設整備に100万円、4月に開館する江差山車会館の維持管理経費に180万円、逆川から五厘沢地区の民有林造成の400万円など。ナマコなど水産資源の生育環境保全や藻場造成を進める環境・生態系保全活動事業には120万円を盛り込んだ。
提供 - 函館新聞社
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