福島町の新年度予算案 中学生対象に子宮頚がんワクチン接種
update 2010/3/3 14:28
【福島】福島町(村田駿町長)は2日、2010年度の予算案を発表した。一般会計は本年度当初比6.6%減の30億1462万円。4特別会計と1事業会計を含めた総額は同4.2%減の46億231万円となった。11日開会予定の町議会3月会議に提案する。
事業費はがん対策として、女子中学生を対象に子宮頚(けい)がんワクチン接種を行い、予防に重点を置く。対象者は50人で1人3回ワクチンを接種する。費用は全額助成。実施前には対象者や保護者らへの啓発活動も行うため、合わせて241万円を計上した。ワクチンは昨年承認を受け、販売を開始したばかりで、全国的にも先駆的な取り組みだという。
また、給食センターの11年度建設に向けた設計委託料に1103万円。福島中学校の学力向上支援事業として、町が臨時教諭を採用するため379万円を盛り込んだ。産学官連携で特産品の開発など、産業振興を図るため、新たに100万円を計上した。
歳入の58.9%を占める地方交付税は同2.9%増の17億7420万円。町税は景気の冷え込みなどのため同2.5%減の4億291万円を見込む。財源不足となるため、財政調整基金を取り崩し5000万円を充てる。
一方、歳出は公債費が同7.2%減の6億1273万円。人件費は共済費が増加したため、同8.9%増の7億7625万円となった。
提供 - 函館新聞社
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