来春改選時の議員定数「30」で合意…函館市議会4会派
update 2010/3/2 10:06
函館市議会の4会派は1日、議員定数削減に関する協議を行い、来春の次回改選時の議員定数を「30」とすることで合意した。24日の議会運営委員会に諮り、26日の定例会最終日に関係条例の改正を提案する。
函館市議会の議員定数は現在、旧4町村との合併特例で暫定的に「38」だが、来春の次回改選では34とすることが決定済み。共産党を除く4会派は34からさらなる削減に向け、先月から幹事長レベルで議論を進めていた。
各会派によると、新生クラブ、市民クラブ、公明党が「人口1万人に対し議員1人」という中核市の一般的な目安に近づける観点から「30」かそれ以下を提案したのに対し、民主・市民ネットが合併した旧4町村地域に配慮する目的から「31」とする案を出して意見が分かれていたが、最終的に「30」で一致。改選後の中間年となる2013年に、改めて定数を見直すことも申し合わせた。
全国41中核市の平均は9866人(昨年6月1日現在の住民基本台帳)で、函館が「30」とした場合には9469人(今年1月末現在の住民基本台帳)となる。また、議員1人あたりの面積規模は22.6平方キロメートル(同)で、全国の中核市中4位となる見通しだ。
提供 - 函館新聞社
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