「勇気もらった」…100人が「アキラ」コール 佐々木選手男子回転18位
update 2010/3/1 09:17
【北斗】「アキラ!アキラ!アキラ!」―。バンクーバー五輪アルペンスキー男子回転、佐々木明選手を応援するパブリックビューイング(スクリーン観戦)は27日夜から28日早朝まで続き、約100人のアキラコールが巻き起こった。市民の期待を一身に背負い3度目の五輪に挑戦した“道南の雄”に、熱い声援と温かい拍手が送られた。
2本目が始まる直前に佐々木選手の祖母2人が、会場の市スポーツセンターに到着。日の丸の旗を振り、目を細めて見守った。佐々木タマさん(86)は「どきどきしたけど、無事に頑張りましたね。ゴールしてよかった」とにっこり。田辺カヨさん(90)も「ほっとした。ご苦労さま。楽しませてくれてありがとう」と感謝していた。
レース終了後、佐々木選手の兄・智明さん(37)の妻・敬子さん(39)の携帯電話に現地で観戦した父・悦郎さん(61)から「いい滑りだった。集中してよく頑張っていた」と連絡が入ったという。
小学1年から4年まで佐々木選手が所属していた大野ジュニアレーシングチームでコーチとして指導した松本俊さん(67)は、鉢巻きをつけるなど気合を入れて応援した。「結果は残念だったが、完走してくれたことにありがとうと言いたい。また4年後の五輪も目指してほしい」、後援会事務局長の三澤功一さん(61)も「2本ともに完走したのでよかった。よくここまで頑張った。少しは応援が届いたと思う」とねぎらった。
子どもたちも必死に声を出し続け、スクリーンに映し出された姿を目に焼き付けた。全国中学スキー大会に出場するなど、アキラトップチームに所属して活躍している富田悠紀さん(遺愛女子中2年)は「ガンガン攻める滑りを見て、自分も頑張らなければという気持ちになった。勇気ももらった」と感激。同チームの古明地綾音さん(附属小4年)は「滑っている姿がすごくかっこよかった。私もオリンピックに出られるように、たくさん練習したい」と興奮した様子だった。
提供 - 函館新聞社
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