函館市教委が木直小・磨光小の統合について学審委に諮問

update 2010/2/24 13:09

 函館市教育委員会は初めての移動教育委員会を23日、同市尾札部町の磨光小学校で開いた。9日に木直小学校(野呂孝俊校長、児童60人)と同小PTA(小田原一二三会長)から市教委に要望書が提出されていた、同小と磨光小学校(須藤由司校長、児童137人)の統合について協議し、第三者機関の学校教育審議会に諮ることを決めた。

 学校統合は同審議会への諮問と答申が必要となる。統合は児童数減少に伴う教育環境の悪化を理由に求めたもの。このほか事務局は、同小PTAが未就学児童の保護者を含めた意識調査やアンケートを行った際、約9割の賛成意見が寄せられたことなどを挙げた。委員からは「統合先の磨光小学校の反応は」と問われ、事務局は「すでにスポーツ少年団などで交流もあり、ぜひ一緒にとの返答を受けている」と答えた。

 続いて保護者や教員ら約10人が参加して行われた教育委員との懇談会で、磨光小児童の保護者からは「統合は初めてのことだからわからないことも多い。1年の時間があるので、保護者同士の連携を深めていかなければ」などと意見が出ていた。これに対し多賀谷智教育長は「学校活動がスムーズにつながるように、大人が不安を取り除いていく時間にできれば」と述べた。

 市教委によると、近く同審議会に諮問し、夏ごろには答申が得られる見込みという。その答申を受けて両校のPTAなどに説明会を開き同意が得られれば、早ければ2011年春にも統合が実現する。

提供 - 函館新聞社




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