現体制 刷新か継続か 北斗市長選に山本、高谷氏が立候補
update 2010/2/22 10:55
【北斗】任期満了に伴う北斗市長選は21日、告示された。いずれも無所属の新人で、元市議の山本正宏氏(65)と前副市長の高谷寿峰氏(58)=届け出順=が立候補し、28日の投開票日まで7日間の選挙戦がスタートした。
旧上磯町長時代を含め9期35年を務めた現職の海老沢順三氏(78)が今期限りの引退を表明。山本氏は市政の刷新を訴え、高谷氏は海老沢氏の後継として立候補をした。市の発展のかぎを握る一大プロジェクト、北海道新幹線新函館駅(仮称)周辺整備が新市長のもとで本格的に進められることから、道南の新たな将来を左右する選挙となる。
山本氏は「流れを変えよう」「改革」をキャッチフレーズに4度目の首長選挙に挑戦。前回選挙の後援会組織を母体に草の根運動で支持拡大を進めてきた。市を軸とした広域観光の拠点都市の実現や一次産業のブランド化、ごみの分別の簡素化、老人福祉施設の充実などを公約に掲げる。市議としての実績を訴えながら、市政の批判票の取り込みを狙う。
高谷氏は「新化、進化、深化」をスローガンに市政の発展、充実を唱える。市役所OB、出身の大野農高の同窓生らを中心に支持拡大を図り、企業や経済団体など約90団体の推薦を受けた。市民協働のまちづくりや子供医療費無料化の高校生までの拡大、本町商店街地区内を対象にした新規開業補助制度の創設などを公約に掲げ、豊富な行政経験を訴え浸透を図る。
両候補とも選挙事務所前で第一声を上げた後、遊説をスタート。山本氏は大野地区など市内全域を回った。高谷氏は大野地区や七重浜地区などで街頭演説を行ったほか、中央や大工川で個人演説会を開いた。
市管によると、20日時点の選挙人名簿登録者数は3万9569人(男性1万8446人、女性2万1123人)。
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