2日間で4000人 鍋料理に舌鼓 江差なべまつり

update 2010/2/22 10:54

 【江差】江差観光コンベンション協会主催の「第10回 冬 江差“美味百彩”なべまつり」は20、21日の2日間で4000人以上の来場者が繰り出し、地元産の海や山の幸をふんだんに使った約40種類の鍋料理を心ゆくまで堪能した。

 会場の旧生涯学習センターでは、2日目の21日も午前11時の開場直後から大勢の来場者が詰め掛け、お目当ての鍋料理に舌鼓を打った。ステージでは民謡ショーをはじめ、本町地区の商店主らでつくる山ノ上商盛会(三国幸吉会長)によるもちつきも。

 飛び入り参加の子供たちがきねを振るい、見守る観客からは大きな声援が飛んだ。つきたてのもちはお汁粉にして来場者に振る舞われた。函館市の小学3年生、黒川凌君(9)と弟の将君(6)は「エビの鍋はとてもおいしかった。もちちきも楽しかった」と笑顔で話していた。

 同協会によると来場者は、初日の20日が約1500人、21日も2500人を超える勢い。函館や札幌などからの観光ツアー客が大型バスで到着し、正午過ぎには大勢の人出で会場はごった返した。同協会の打越東亜夫会長は「江差をはじめ道南伝統の鍋料理は大きな観光資源。地場産農水産物の地産地消にもつながる。今後も継続して開催していきたい」と話している。

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