09年度基準地価、市内商業地 大幅下落
update 2009/9/18 10:20
道は17日、7月1日現在の基準地価(地価調査)を発表した。昨年度の平均変動率が前年から横ばいだった函館市内の商業地が、本年度はマイナス4.5%と大幅に下落したのをはじめ、渡島、桧山管内のすべての調査地点で下落している。渡島管内の1平方bあたりの最高価格は、商業地が函館市本町7の21、第一マルカツビルで平均変動率マイナス10.5%の14万5000円。住宅地は同市本町29の11で同マイナス3.6%の8万500円。桧山管内は商業地が江差町中歌町59の2で同マイナス4.1%の4万6500円。住宅地が同町豊川町106の1でマイナス3.9%の1万9700円。
調査は国土利用計画法施行例に基づき道が実施。国土交通省が1月1日現在で判定する「地価公示」とともに一般の土地取引の指標として用いられる。渡島管内は昨年度から7地点減少し77地点、桧山管内は変わらず29地点で調査が行われた。
函館市内の商業地の1平方bあたりの平均価格は8万2900円で、平均変動率はマイナス4.5%と、昨年の0.0%から大幅な下落に転じた。昨年3カ所あった上昇地点もすべてマイナスになっている。18年連続で下落が続く同市の住宅地は、平均変動率が昨年のマイナス2.9%から同4.4%に拡大。郊外部のみならず、昨年横ばいだった中心部での下落が目立つ。
同市周辺の平均価格は、北斗市の住宅地が2万9400円(平均変動率マイナス3.0%)、商業地が5万5000円(同マイナス4.3%)。七飯町の住宅地が2万700円(同マイナス4.4%)商業地が3万6400円(同マイナス4.2%)。
渡島管内全体の平均地価は住宅地が2万5300円(同マイナス3.9%)で11年連続の下落、商業地が5万5300円(同マイナス4.7%)で2年連続の下落。桧山管内全体では住宅地が1万1300円(同マイナス2.1%)、商業地が2万3900円(同マイナス2.8%)。
全道平均では住宅地が2万500円(同マイナス3.6%)、商業地は同6万8300円(同マイナス5.7%)。
提供 - 函館新聞社
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