森町議会、通年議会制に移行へ

update 2010/2/20 15:57

 【森】森町議会は、定例会の会期を1年間とする「通年議会制」に移行する。3月9日に開会予定の定例会から9月30日までを試行期間として実施、来年早々にも本格実施に踏み切る意向だ。

 道内の通年議会制導入は胆振管内白老町、福島町に次ぐ3町目。一般に定例会は3月、6月、9月、12月の年4回招集され、その都度会期を決めて本会議や常任委員会を開いているが、通年議会は早急に解決したい重要事案が出た時など迅速に対応でき、閉会中に必要な常任委員会の継続審査も議会の議決を経ずに随時開催できるなどのメリットがある。

 昨年3月の定例会後に議会改革に関する調査特別委員会(委員長・青山忠副議長、21人)を立ち上げ、通年議会制導入など議会改革に向けた議論を定期的に行ってきた。1月中旬に同委員会で導入する方針を固めた。3月の定例会から9月30日までの試行後、12月に再度開会する定例会で条例改正案を提出し、議決後に本格導入する。

 同委員会ではこれまでの議論の中で会議資料の傍聴者配布や議員自らの議会研修報告書の作成などを実施。通年制導入と併せて議会と町民との対話集会も行う考え。議員の定数削減もこれからさらに検討していく。

 野村洋議長は「住民の要望を行政に反映させていくことが望まれている。地方分権の流れの中で議会も十分対応していきたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社




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