極東大でロシア伝統行事 わら人形燃やし 春到来祝う
update 2010/2/20 15:57
冬を追い払い春を迎えるロシア伝統の行事「マースレニッツァ」が19日、函館市元町のロシア極東大函館校(イリイン・セルゲイ校長)の駐車場で開かれた。学生や教員、一般市民ら約80人が参加し、冬に見立てたわら人形「モレーナ」を燃やして、春の到来を祝った。
同大で毎年行われる恒例行事。会場では学生らが扮した冬を喜ぶ「クマ」や「ウシ」が、春を象徴する「太陽」に追い出される寸劇や、ロシアの伝統的な民謡が披露された。続いてモレーナに張り付けられた「冬」の文字に「糸」を書き加え「終」にし、最後に火をつけて冬の終焉を迎えた。初めて来場した道教育大函館校4年の浜愛乃さん(22)は「ロシアの春を迎える文化が分かって楽しめた」と話していた。校内ではピロシキなどロシア料理が振舞われた。
これに先立ち、日本・ウラジオストク協会(東京)の浅井利春事務局長が「ロシア極東と日本地方都市の貿易」と題して特別授業を実施。日本とロシアの貿易の実情や今後の展望などを語った。また同協会会員と学生との懇談会も開かれた。
提供 - 函館新聞社
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