鶴岡小が木古内小と統合方針 児童数減などで
update 2010/2/19 09:28
【木古内】木古内町は、児童数の減少が続く町立鶴岡小学校(佐藤耕一校長、児童13人)を木古内小学校(竹内良容校長、同200人)に統合する方針を固めた。教育環境の改善を求め、鶴岡小PTA代表から統合を求める要望書が提出されたことなどが理由で、統合は2011年4月1日とする方針。近く大森伊佐緒町長が最終判断をする。
18日に開かれた木古内町議会の総務経済常任委員会(吉田忠義委員長)に、野村広章教育長が報告した。
鶴岡小は小規模校として特色ある取り組みをしているが、児童数の減少に歯止めがかからず、同校の父母らが懸念。今月3日にPTA代表が町教委を訪れ、木古内小との統合を求める「鶴岡小学校の統合に関わる要望書」を提出した。4日に開かれた教育委員会では地域の意向を尊重することを確認している。また、8日にはPTA代表が大森町長を訪ね、同じ要望書を提出している。
町教委では木古内小との統合によるメリットとして@多様な教育活動を行えるA仲間との活動で互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、社会性を身に付けることができるBスポーツや文化、クラブ活動で個性を伸ばすことができる―などを挙げている。
また、町教委の推計によると、児童数が現在13人の同校は、11年度には8人、12年度は6人、さらに減少が続き、16年度には4人になる見通しで、年度によっては入学、卒業する児童がゼロとなることも予想されるとしている。
今後の課題として@地域説明会の開催A統廃合に関わる予算の確保B校舎の活用法―などを挙げており、今後、町側が検討する。
提供 - 函館新聞社
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