大韓航空1月のソウル便 搭乗率95%で過去最高

update 2010/2/19 09:27

大韓航空が週3往復運航する函館―ソウル便の今年1月の搭乗率が前年同月比31.2ポイント増の95.1%に上り、2006年6月の就航以来、過去最高を記録したことが分かった。単月の搭乗者数も過去最多で、同社函館支店は「韓国経済の持ち直しによる周遊型割安ツアーが定着を見せ始めている」と分析している。

 同支店がまとめた利用実績によると、単月の平均搭乗率は過去最高だった昨年12月の87.0%を上回り、初めて90%の大台を超えた。函館発は搭乗者2287人で94.1%、ソウル発は同2335人で96.1%。ともに約9割が韓国人利用客だが、昨年10月以降、4カ月連続で客足が伸びている。

 同支店の岸田茂支店長は「韓国の景気回復でウォン安が一段落したことに加え、秋田県がロケ地となった韓国ドラマのヒットで、東北・北海道が再び脚光を浴びている」と指摘。函館は新千歳経由よりもツアー料金が安く設定され、東北と道央の中間点にあるため、周遊観光の利便性から人気が高まっているという。

 函館市は今春、韓国の首都ソウルに隣接する高陽(コヤン)市と姉妹都市提携を結ぶ方針で、市空港課も「観光、ビジネス客とも交流人口が増えれば、函館―ソウルの定期便の役割はこれまで以上に重要さを増す」と期待を寄せる。

 市によると、2月の予約も引き続き好調という。一方、日本人客の利用は1月も全体の約1割程度と依然として低迷していて、同課は「仁川(インチョン)空港を経由した東アジアや欧州への海外旅行などの需要喚起に力を入れたい」としている。

提供 - 函館新聞社




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