未来大でイカロボ3号機お披露目
update 2010/2/19 09:27
公立はこだて未来大(中島秀之学長)の学生が作った新しいイカ型ロボット3号機が18日、函館市内で行われた同大の「地域交流フォーラム」会場でお披露目された。フォーラムでは製作に携わった未来大の松原仁教授が「ITで函館観光の価値を高めたい」と新たな観光振興策への展望を語った。
3号機は2006年に製作した1号機を小型化し、運んだり、設置しやすくした。高さは約1メートル。リモコン操作で全方向に移動でき、腕や目玉も動くので愛きょうのある動作が可能になった。会場では製作した3年生の家永奈瑠穂君(21)らが操作してみせ、来場者の注目を集めていた。
フォーラムには約50人が参加。松原教授は「ソフト型観光振興への転換」と題して「はこだて観光情報学研究会」の活動について報告し、ロボット製作のほか、観光情報の多言語化や若者向けゲーム制作、持病を抱える年配者向けの観光支援などの取り組みを説明した。
これに先立ち基調講演した中島学長は「情報科学で社会の仕組みをデザインする人材育成を進めている」と大学の方針を語り、今後の計画として交通網を基盤とした総合サービスの提供などを示した。
松原教授のほか、美馬のゆり教授が「はこだて国際科学祭2009」の活動、木村健一教授が「文化と編さん」の試みについてそれぞれ講演した。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。